トップページ ≫ 社会 ≫ 祝!楽天イーグルス、悲願の初優勝
社会
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楽天イーグルスの創設に加わった私の想いを記した。
プロ野球パ・リーグは、楽天イーグルスが創設9年目で初の優勝を飾った。心からおめでとうといいたい。50年ぶりの新規参入球団としたスタートした楽天の所属選手は、分配ドラフトという形で入団した。上位の25人の選手は近鉄と合併した後のオリックスバッファローズに確保された上での、不公平な選手分配だったのである。その時の選手リストは、過去の活躍が記憶に残っている「昔の名前で出ています」という選手ばかりといっても過言ではない。その中から再び復活したのが山崎武司選手だ。
開幕戦は自らイーグルスに加入してくれた現マリナーズの岩隈投手で勝利を収めたものの、2戦目は0-26で大敗。当時、この球団の立ち上げに従事していた私は初戦を生で観戦し、2戦目はオープン前の仙台の本拠地スタジアムのスクリーンで見ていた。それからの負け続けを予感させる試合だった。結局1年目は38勝97敗1分け。そこからここまでチームを作り上げてきた球団に敬意を払いたい。
創設時の球団経営は、チームが勝たなくてもお客さんに球場に足を運んでもらうにはどうしたらいいかというところからスタートした。球場まわりでイベントを開催したり、家族や友達とテーブルを囲んで一緒に見られるシート、また「おばんですチケット」という仕事帰りの観戦用割引チケットなど、固定観念にとらわれない自由な発想で12球団初の取り組みを行った。また球団が球場を運営する指定管理者制度や、元選手による東北全県での野球教室などしがらみにとらわれず新しいことにもトライしてきた。
創設5年目に初めてクライマックスシリーズに進出できたときも感慨一入であった。そして2年半前の東日本大震災。やはり、試合に勝つことで被災者を勇気づけることが球団の使命であろう。
あらためて、創立9年での優勝は快挙だ。
〜夢はおいつつづけなければかなわない〜
ひとたび目標を定めたら、なにがあってもそこに向かって歩み続けよう、そんな勇気がもらえた出来事だ。
(林 智守)
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