トップページ ≫ 社会 ≫ 選挙イヤー 2013秋の陣に思う
社会
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今年は、地方選挙、参議院選挙が目白押し。
昨日27日投票日、県北熊谷、県西ふじみ野、県東越谷の市長選挙だった。
県北の雄都熊谷市。旧熊谷市市長だった富岡氏が、妻沼、大里、江南との合併から新熊谷市市長になって三度目の戦い。合併により20万都市となった。富岡氏は市議、県議をへて市長に。おだやかな人柄で、さらに演説力は県議時代からトップクラスだった。
市長になって、その輝きが増し、今回の戦いも最終日にはなんと40か所近い街頭演説。期間中も風雨の中、動員もかけずに商業施設や駅前で、丁寧に、まちづくりの思いを語っていたのが印象的。
ふじみ野市の市長高畑氏。4年前に現職に挑む形で出馬。
市民党を標榜し、市民パワーをバックに激戦を制した。
今回は共産党をすべての政党から支持をとりつけた。が、しかし、市民力を信じる高畑氏の政治姿勢は変わらず、国政からの応援弁士がマイクを持ったこともあったが、自ら自転車に乗り、街頭演説、車上遊説、駅頭立ちなど、仲間との選挙戦は好感が持てた。
両候補に相通じるものは「内助の功」だ。
夫人が、賢く、しかも腰は低く、芯が強く、しっかりしていた。かといって、でしゃばることをしない。
男尊女卑を奨励するわけではないが、一歩さがりながら夫をサポートしていた。
女性ならではの配慮は抜群だった。政治家の妻だからというわけではなく、どんな職業であれ、「妻の鑑」の基本は同じであろう。
「夫が何を望んでいるのか」を知り、手をさしのべることこそ肝要。戦国武将山内一豊の妻の姿を平成の世で発見した。
さて、越谷市は現職市長が再選。
またまた自民党推薦候補が敗れた。さいたま、八潮市長選に同じく。
自民党県議が市長選挙に出馬したことを思い出すと秩父もそうだ。
推薦の基準に問題があるのか。候補者本人も昨年末の政権奪還安倍総理人気にのればという安易な考えがあったのかどうかはわからないが。
年明ければ、統一地方選挙まで1年。
選挙の基本を忘れると、足元は瓦解する。自民党を応援するからこそ、大きな危機感を抱いている。
(伊勢谷 珠子)
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