トップページ ≫ 社会 ≫ さいたまクリテリウムbyツールドフランス大成功!観客20万人超。さいたま市に感激の渦
社会
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メインレースが始まる頃に雨があがり、湿ったアスファルトを日が差した。ビルの狭間から差し込む光が選手の顔を照らす。
清水市長のチェッカーフラッグが振り下ろされ、スタート。
2.7kmのコースを20周。海外招待選手32名、日本人選手24名の激しく熱いレースが繰り広げられる。
フランスで活躍しているトップスターが何回も目の前を通過する。
息をするのを忘れるくらいの臨場感。
日本人の別府史之選手や今日引退する福島晋一選手が先頭に立ち、レースを引っ張り、大きな声援が飛び交う。
選手が通るたびにウェーブができるほどの盛り上がり。
さいたま市が20万人の観客に揺れる。
「マイヨ・ジョーヌ」と呼ばれるツールドフランス個人優勝者の証である黄色のジャージを着ているクリストファー・フレームが優勝。王者の風格を見せつけた。表彰式でさいたま市のマスコット「ヌゥー」が選手に手渡され、清水市長と一緒に記念撮影。
観客席からは「市長ありがとう」「来年もたのむよ」と激励の声があがった。
前日まで二つの台風の影響を受け、大会の有無が心配されたが、無事開催となり、関係者も安堵したことだろう。
けやき広場で開催された「さいたまるしぇ」では、フランスや地元さいたまの食が楽しめるブースが出店。長蛇の列ができるブースもあり、大会を盛り上げていた。
欧州では、オリンピック、サッカーのワールドカップに並ぶ三大大会と称されている。
23日間かけて自転車でフランスを一周するレースで、総距離は3400kmになる。
今年で記念すべき100回大会を迎えたツールドフランスが、世界で初めてフランスの本大会以外、さいたま市で開催された。
昨年7月に市長自ら本大会を視察し、フランス国外の大会を実施したかったASO社と交渉。
誘致した市長の力量を高く評価する声もあがっている。
短期間に開催に結びつけた清水市長のスポーツ都市に賭ける並々ならぬ情熱があったからこその本大会開催と言っても過言ではない。
市長は終了後、「ツールドフランスにふさわしい大会として成功でき、感無量である。来年も継続の方向で考えたい」と、今後に向けての意欲を語った。
さいたま市が世界に発信された記念すべき大会となったと言えよう。
(馬渕 凛子)
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