社会
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県議会議員の所得が公表された。それによると約3分の1の県議会議員の所得は議員報酬だけ。その良否は別として、この現象は地方議員の職業化ということになる。もちろん、所得からだけみた職業化だ。
年4回の定例会に出席し、各種視察、その他行事参加をするにしても、専門的職業というには若干の疑義があるといわれても仕方あるまい。年間約1,350万円。このほかに政務調査費が支給されるから、かなりの額、2,000万円にまでなる。それはそれとして、先生方の仕事は本当に職業といえるだけのことをしているのだろうかということで、先述の話になる。
ある先生は「なかなかビジネスの仕事が難しいので、県会の途を選んだ。なかなか居心地が良くて、冷暖房完備の人生を生きているようです」と、涼しげにいっていた。「おまけに権力という実に心地よいお力をいただけるし」だって。
国会議員は完全に職業と呼ばれてもおかしくない。しかし、昨今の国会議員のレベルの低さにあきれて物が言えない。
そもそも漢字を読めない先生が総理になってしまって、官僚の仕事がまた増えた。答弁書に仮名をふることだ。そのくらいならまだましだが、言うことがいつもぶれていて、決断の力を全く失ってしまっている。そんな始末だから、宮崎の知事ごときに、総理にさせてくれるなら自民党からでてやっても良いとほざかれてしまうのだ。淫行、暴力、不倫等、暗い過去もすっかり忘れてしまって大言壮語をしているこの先生。しかしながら、ナメられている側があまりにも程度が低いから仕方あるまい。大阪の知事になりたての先生も、自民党や公明党から支持をもらって現在があるのに、いまさら各党のマニフェストをみせてもらってから支持政党を決めようなんて、厚顔無恥といわれても仕方あるまい。
とにかく、この劣化現象をなくすには相当の時間と知志がいる。まずは、議員の数を極端に減らすことだ。簡単には当選できないシステムをつくることだ。そうすることによってはじめて厳しい職業政治家が生まれてくるのかもしれないと思っているのだが。
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