社会
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前高知県知事で、今度の衆院選に出馬予定の橋本大二郎氏による著書『未来へー「霞が関と永田町」大改革の処方箋』の出版記念パーティが、4日、都内ホテルで開かれた。
自民党にとって苦しい総選挙予想が多種メディアから出される中、東国原宮崎県知事や橋下大阪府知事らをはじめとする首長グループの動きも活発化している。一方、今月中には渡辺喜美氏らによる新党立ち上げの可能性も高いと報道されている。
こうした状況にあって、高知県知事を4期16年にわたり務め、いち早く従来型の利益誘導政治からの離脱を図るなど、広く人気を集めた橋本氏の動向が注目されている。
挨拶に立った橋本氏は、「病に倒れた兄・龍太郎に『どうだい?』と訊ねると、『面白くねえな』。これが兄と交わした最期の言葉となった。葬儀の時には、『俺の最後の落とし物を拾ってくれ!』と語りかけられているように感じられた。16年に及ぶ知事としての経験を縦糸に、兄の落とし物捜しを横糸に、地域自立型の国づくりを目指したい」と抱負を語った。また、「どんな小さな波であっても、消えることなく、大きくなっていく。その最初の波を創り出すことに全力で取り組むことが政治家の仕事だ」と持論を述べた。
どういう形での立候補となるのか明らかとなっていない橋本氏だけに、パーティに出席した政治家の顔ぶれが注目されたが、残念ながら、「時局柄、政治家の出席はない」ということで、甥にあたる橋本岳衆院議員のみだった。
挨拶の中では、大阪・橋下知事らによる活動が地方分権の大きなうねりになることが期待される、と述べていることから、首長グループとも融和性が高いと思われる。が、「今は明治維新以来、国の形を作り替える絶好のチャンス」と捉える橋本大二郎氏の方が、国政に携わる理念は高い。
また、2008年5月には鳩山由紀夫民主党幹事長(当時)と会談し選挙協力関係を構築することでも一致している。さらに、同じく昨年5月には総選挙前の新党結成を打ち出している。もっとも、『未来へ』に掲載されているプロフィールには、「第45回衆議院議員選挙に無所属で出馬する意向を表明」ともある。
いずれにしても、橋本氏の動きから目が離せない。
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