社会
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この季節になると 喪中欠礼の葉書が届く。
なんとも言えない寂しさを感じる。
また、うっかり、びっくりして、近い方の場合はお手紙を添えてお花代や、お線香を送ったりもする。
いつの日かに、喪中欠礼をいただいた場合は、年明け、七草を過ぎたら寒中見舞いを出すものということを知った。
最近では、郵便局に見事な返信用はがきもおかれている。
日本には本当に美しい風習、慣習があるものだと思う。
喪中欠礼の葉書の中には、その亡くなった方の在りし日の元気な姿があり、または闘病を支えた家族の想いもこめられているとも思う。
「生きる」「生」とは日常ではきづかないことだが、荘厳なものだ。
私の知人は、一流ゼネコンの華やかな初期女性総合職として活躍した。ご主人はやさしい人。晩婚だったが、こどもにも恵まれた。
が、彼女はガンに負けてしまったのだ。50代前半。
賢い彼女らしく、延命は望まず、ホスピスで自分らしく余命を生き切った。潔いと心から思った。
一方、勤務していた会社の同窓会での出来事。
上司が闘病中らしく、退院したその足で同窓会に出席した。現役時代の面影を探すことすら難しいほどの変貌ぶり。
ご本人がいた時は口ぐちに参加者が同席できたことに喜びを語っていたが、退席したあとは、「何を考えているのだ」「家族はどうしてる」と批判の嵐だった。
賛否両論だろう。生き方一つ、闘病一つ多種多様であっていい。
持論であるが、やはり「品格ある生き方」がカッコいいと思う。
天から、神様からいただいてる「命」だ。
「生かされてる自分」に感謝をすることこそ大切だ。
喪中欠礼を見ながら「生きる意味」を再考した。
(伊勢谷 珠子)
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