社会
特に埼玉県、さいたま市の政治、経済などはじめ社会全般の出来事を迅速かつ分かりやすく提供。
いよいよ猪瀬都知事が辞任だ。
2020東京五輪招致決定は今年のことだ。
日本中から期待、熱望を背負って「招致決定」を勝ち取ったトップ得意満面だった猪瀬都知事。
わずか数カ月後、うつろな目で答弁する、虚偽申告する、冷や汗であろう大粒の汗を真冬にかく猪瀬都知事を誰が想像したであろうか。
人生の縮図をここに見た気がする。
「人間万事塞翁が馬」という言葉がある。
人生はいいこと、悪いことの繰り返しであるという意味。
いつも「光」があたっているわけではなく「影」がその真後ろにはひかえているのだ。
得意絶頂になっている時、「油断大敵」だよと先輩に諭される。
こういうことを言ってくれる人が周りにいることは財産。
仕事をめぐるトラブル、生きていく中での不条理で心が重くなる時がある。どうしようもない挫折感にとらわれるときがある。
そんなときに「明けない夜はない。トンネルには必ず出口がある」と励ましてくれる友人がいる。これも財産。
もちろん家族の励ましも大きな力となるが、家族は守ってくれて当たり前。
成人して以降、周囲にいかにプラス因子をもった先輩、友人がいるかが、人生では決め手であると思う。
今年の一字は「輪」。もちろん「東京五輪招致決定」がベースであろう。2020年まで年明ければあと6年。
その聖火を見るときに私たちは滝川クリステルさんの流暢なフランス語と説得力のあるスピーチを思い出し、光を感じ、同時にしどろもどろで幕を引いた猪瀬都知事に影を感じるであろう。
人生の縮図をあらためて考えさせられた年の瀬である。
(伊勢谷 珠子)
バックナンバー
新着ニュース
- 島耕作、50年目の慶事が台無しに(2024年11月24日)
- 第31回さいたま太鼓エキスパート2024(2024年11月03日)
- 突然の閉店に驚きの声 スイートバジル(2024年11月19日)
- すぐに遂落した玉木さんの質(2024年11月14日)
特別企画PR