トップページ ≫ 社会 ≫ 有馬記念オルフェーヴル・ラストランは有終の美
社会
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JRA(日本中央競馬会)の集大成ともいえる本年最後のG1レース、有馬記念。
この出走馬はファン投票によって決まる。
58回目の今年の圧倒的な人気馬は「オルフェーヴル」。
今回の有馬記念はこの馬にとってラストランだ。
「オルフェーヴル」は父、ステイゴールド、母、オリエンタルアート、その父、メジロマックイーンという血統馬。牡馬クラシック3冠に有馬記念、阪神大賞典での逸走や天皇賞(春)での惨敗、宝塚記念での復活。またフランス凱旋門賞の2年連続2着など記憶に新しい。常に競馬ファンの話題を集めてきた馬である。
その馬が今日を最後に引退。フィナーレの舞台だ。
日本中の競馬ファンの期待と夢を一身に背負い、その馬は8馬身差でゴールを駆け抜けた。
その走りは他の馬を寄せ付けない圧勝の走りだった。
有馬記念、二連勝、史上6頭目の快挙だ。
まさに有終の美、目頭が熱くなった。
馬も人間も同じである。
引き際こそが人生において最大の決断であり、最高の舞台になる。
その見極めと決断を間違えればその舞台は最悪だ。今までの成果、功績はすべて消し去られてしまう。
だからこそ、引き際を誤ってはいけない。
まさにこの馬が教えてくれていた。
今後この馬は種馬となる。
強い馬だからこそ、この馬を超える馬を生産する為に第2のステージに向かう。
そしてその馬はまたその「種馬」という舞台で活躍するに違いない。
オルフェーヴル、わたしたちはこの馬を忘れない。
そして政治家が教えてくれない鮮やかな引き際というものをこの馬から教えてもらった。
(古城 智美)
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