社会
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昨日25日午前五時近くに岡村幸四郎市長は亡くなった。
急性じん不全だという。岡村市長は今年5月、五選を果たして、10月には県市長会会長に就任したばかり。
キューボラのある町川口。その伝統産業、鋳物工場五人兄弟の末っ子として育った。まさに鋳物の町・川口の申し子だ。
全国でも有数の進学校県立浦和高校をへて、早稲田大学へ。川口市職員から、市議、県議とステップアップして市長になった。
川口は自民党川口支部とはいわず、「川口自民党」と標榜するほど独特の自民党カラ―がある。自民党県議としても岡村幸四郎さんは穏やかに、「岡村スマイル」でバランス感覚の優れた人だった。
市長になってからは、山積みの政治課題に着手。川口に囲まれたマチ、鳩ヶ谷市との合併を2011年に成し遂げ、県内二番目58万人の人口を擁する大都市川口のリーダーとして堂々と歩んでいた。
元旦の恒例番組となった「埼玉政財界カラオケ大会」では女性部をバックコーラスにつけて、正統派の歌声を披露する姿はお馴染みだった。
しかし、60歳だ。あまりに若すぎる死。残念でならない。合掌。
(伊勢谷 珠子)
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