社会
特に埼玉県、さいたま市の政治、経済などはじめ社会全般の出来事を迅速かつ分かりやすく提供。
阿川佐和子さん。名エッセイスト。名インタビュア。知性的で謙虚で自然体のMCにも高い評価。
その阿川佐和子さんは、大作家 阿川弘之氏を父に持つ。
「山本五十六」「米内光政」「井上成美」は阿川三部作と言われ、国を思い、戦った軍人の姿が平成の世になってもイキイキと描かれ読む人の胸を打つ。
日本人なら心の底に必ずある大和魂を揺り動かされる。そんな父上の薫陶をうけて阿川佐和子さんは育った。
「三つ子の魂百まで」。幼少期の情操教育がその人のベースを造る。「付け焼刃」ではないしっかりとした力を阿川佐和子さんは持っている。
だからこそ「聞く力」という阿川佐和子さんが著した本はベストセラーになった。
「聞く力」も「真の知識」があってこそ発揮できるものだ。
「真の知識」を養うには膨大な量の資料を読み込み、書籍を読み込まなければならない。
今の時代、ネットで何でも瞬時に調べることができる。
しかし、「真の知識」がそれで得られるとは思わない。
さて、市民(シチズン)はどんな媒体に真実を見出すのか?
私は民主党政権が誕生したあの時からテレビ、大新聞の「伝える力」に対して斜に構えてみるようになった。
政治にしても、犯罪にしても、「うすっぺらい」報道が横行。大衆迎合(ポピュリズム)ありき、また体制ありき。
川越市議会が、師走議会を流会に近い形で閉会した。
「伝える力」をもった記者が新聞紙上で報じていたが、全紙ではない。何人の市民がその事実を知っているのか。一握りであろう。マチの政治がどうなっているのか市民は知らなければならないはず。
市や町の広報紙を市民は信じる。行政に誤りがあるはずないと信じているからこそ。
しかし、市の広報紙、市議会だよりで今回の師走議会について淡々と伝えるのみであろうと想像がつく。
はたしてそれで「伝える力」があるのかどうか?
阿川佐和子さんに登場してもらって、「川越市長」「川越市議会」の「今」を聞いてほしいと思う年の瀬である。
(氷川 斎)
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