社会
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東京都知事選がスタートした。「殿、ご乱心!ということですか?」という記者の質問に細川の殿は「乱心でなくて、こんなことできますか!」と平然と答えた。凄いおしゃれで、凄いシャレのきいた答えだ。そして説得力満点だ。まさに乱心なくして、この奇怪な出馬はありえない。政界を20年前も昔に、サッサと引退して、陶芸一筋の静かな隠居生活を楽しんでいたと思いきや、今回の出馬だ。やはり、シャレのきいた人だから。馬どしだから出ようと決意したのかもしれない。
とにかく日本の政治史上、元総理大臣が同じく、元総理大臣とタックを組んで地方選にでることなんて、まったく前代未問の珍事だ。横綱が引退して、もう一度、幕内からとりなおすようなものではないか。しかも老いて後。
しかし、あまりあなどったり、皮肉ってばかりではいられないのが今回の知事選だ。時代を変えるのは常識ではない。まさに乱心と狂気と非常識だ。あの幕末、下級武士達の狂気によって時代は大きく動いた。暴風をまきおこし、無血革命にて明治ができた。
反原発ののろしは、日本のエネルギー政策に大きなインパクトを与え、その変換をもたらすことだけは確かだ。そもそも、原子力発電の神話は3年前の災害によって大きく崩れ去った。東電一社に独占させていた政治のあり方、甘い蜜に群がっていた政治家達に猛反省をうながした。地方選に原発問題はピッタリだ。中央のあぐらのかき方を変えるのは、狂気と乱心のパワーでしかありえない。政界の再編もこつぶの野党政治家達が右往左往していても、現状では無理だ。
意味深い選挙であることだけは事実だ。マー君のメジャー入れなんて、小さい小さい。
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