社会
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大雪に見舞われた最終日。
投票日も雪かき優先の日。という最悪の状況の中で川口市長選挙結果は奥ノ木信夫氏(自公推薦)が5万1千以上の票を獲得し、次点の田中氏に1万1千近くの差をつけて初当選した。
自民分裂という報道がされていた。
県連会長でもある新藤総務大臣。インフルエンザにもかかって、なんとも歯がゆい思いをされていたであろう。
何よりも投票率は前回の29%にも届かない27.32%。
大雪ですべてが混乱ということもあるにしても、投票率の低迷は危機感を持たなければならない。
奥ノ木氏、田中氏には県議時代の仲間が応援。
特に田中氏の周りには首長に就任された人が多かった。
しかし、長期政権の現職を破った人、民主系の現職を破った人と川口の政治事情とは意味合いが少し違う。
奥ノ木氏は県議会議長、県議団団長、自民党埼玉県連幹事長を歴任した。父上は県議会議長もつとめた。
一方田中氏、役職は目立ってない。戦いも故岡村市長夫人が応援ということと、民主党県議がマイクを握っていた。新聞の横顔に田中氏は「演説などは下手。でも岡村市長にそれでも真心が伝われば云々」という記述があった。
大きな?マークだ。川口人口58万以上。大都市。やはり発信力は不可欠だろう。
首長は政党の垣根を越えて、一党一派に偏らないということも必須ではある。
しかし、そこには「政策協定」などのきちんとしたものがなければならない。
勝つために共闘するというのは白ける話。
さて、川口市は鳩ヶ谷市と合併後県議会議員定数が7名。
自民2、公明2、民主1、共産1、無所属1であったが、奥ノ木、田中両氏が辞職したことですぐに、補欠選挙が行われる。自民1、みんな1、無所属1が出馬予定。補欠はともかく来年の統一選挙はどうだろう。自民だってもう1名擁立することは必須だ。7名のうち自公で最低4議席だろう。
今後は大局をみて、候補者選定だろう。奥ノ木陣営の選対本部長をしていた立石市議が自民候補で県議選補欠選挙出馬。新藤、奥ノ木、立石ラインでもう一名増やす技量があるのかどうか、注視したいところだ。
(伊勢谷 珠子)
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