トップページ ≫ 社会 ≫ 久喜市、田中暄二氏圧勝の意味 (久喜市長選)
社会
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20日投開票が行われた久喜市長選挙は、現職田中暄二氏が前市議上条哲弘氏を8000票もの大差をつけて圧勝した.
この選挙で、多選ということがクローズアップされたかにみえたが、先日の戸田市長選も挑戦者の前県議は多選批判を旗印にしたが、約10,000標ほどの大差で落選した。
一体多選ということはそんなに批判されるべき事なのだろうか。筆者も以前多選には批判的な言動をした事があるが、あまり意味のないことと、改めて知った。要は中味にある。その市長が長く行政に携わることによって、たるみやゆるみを露呈し、市民の声に聴く耳を無くしてきたら、多選であろうとなかろうと、市長の座に留まるべきでないと思う。
しかし、15年や20年、一人の市長がトップにあって市政が安定し、対外的にも高い評価を得るようだったら、それは立派なことだ。政治の要諦は人々の生活を守り、安定を保つことにあるからだ。トップがそのことを弁えず、私利私欲、あるいは権力的になることは、もっての他で、これはその人の品性と徳というリーダーの絶対条件を欠くのだから、一期でもやめるべきだ。
今回、田中氏は、有能なる政治家として、対外的にも評価が高く、県政からも期待されていたのだから、多選批判という片寄った公式論は、力にならなかった。また、メディアの取り扱いも、多選かチェンジかということでは、時代から失笑をかわれてしまう恐れがあるといっても過言ではないだろう。
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