トップページ ≫ 社会 ≫ 4年前の風はどこへ?久喜市議選、春日部市議選
社会
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4月20日(日)は久喜市長選挙に加え、久喜市議会議員選挙も実施された。4年前の同選挙においては、みんなの党の公認候補がトップ当選を果たした。その直後の参議院選挙ではみんなの党の公認候補は惜敗したものの約42万票を獲得し、党全体で10議席獲得したことにより国政において第三極政党として一定の存在感を示す結果になった。この埼玉県においては民主党から渡辺代表が一本釣りした現職が昨年の参院選で再選を果たし、はじめて県内で国政の議席を確保し、来年の統一地方選に向けて県組織を強化しようともくろんでいる最中だ。
さて、今回の久喜市議会選挙では前回トップ当選を果たした市議は次点で落選の憂き目をみた。また同日に隣の春日部でも市議会議員選挙がおこなわれたが、元県議がみんなの党の公認候補として立候補したものの、1,000票にも届かず落選した。皮肉にもその久喜市議選で4,000票を超える得票でトップ当選したのはみんなの党の公認候補だが、こちらは27歳という若さへの期待と地元出身、そしてなにより本人の必死さがつたわったことによるものだろう。
結の党の分裂騒動やDHC会長からの8億円貸付問題による渡辺代表の辞任が大きく影響していることは間違いないだろうが、候補者が地元に根を張れていなかったということが一番の敗因ではないだろうか。国政でなく地方政治においてはなおさらのことだ。地元のために一生懸命汗を流す、これが民主主義の原点であると政治を志す者は肝に銘じるべきであろう。
(林 智守)
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