トップページ ≫ 社会 ≫ 東松山と古代ロマン 市長選の行方
社会
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市内の高坂古墳群で2011年10月発見された「三角縁神獣鏡」。
このことにより、古墳時代に畿内ヤマト王権とゆかりのある人物が東松山市内にいたこととなった。
この鏡は埼玉県では初めての出土。歴史的な発見といっても過言ではない。
森田光一市長はかつて教育委員であったこともあり、市長主導によりこの復元をリードし、先月31日から6月11日まで東松山埋蔵文化センターで一般公開された。
さらに市内菓子店富久屋では「卑弥呼の鏡」というお菓子を今月末から売りだす。
カステラボーロで、新しい「東松山の顔」になるかもしれない。
古代蓮といえば「行田」。東松山市と行田市は「花の交流」をすすめている。
平成24年に行田市から種子が寄贈され、今年も図書館北側の脇に美しい花を咲かせた。この古代蓮、行田市の公共施設工事の際に偶然出土した種子が自然発芽し現代によみがえったもので、1300年から3000年前のものと言われている。
蓮の花は開花して四日間。しかも花は、昼閉じてしまい見るなら早朝。
出席した結婚式で「わさびの花より蓮の花」ということわざを聞いたことがある。
綺麗な水の中でしか咲かないわさびの花。蓮は泥の中でも美しい花を咲かせる。
どんな時でも「咲き誇ることこそ肝要」という意味であろう。
今月末から東松山市長選挙が始まる。
四年間の実績を積み上げた現職森田市長に、前回敗れた市議の松坂よしひろ氏が挑戦か。
一騎討ち?の熾烈な戦いはすでに始まっている。
古代ロマンの香りを持つ「東松山市」。このまちのリーダーということは比企郡全体のリーダーという意味を持つ。
どんなことにも責任をもち、苦しい時代、泥の中でも咲き誇る蓮の花のような強靭な精神力のある人が町のかじ取りをすべきであろう。
(伊勢谷 珠子)
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