トップページ ≫ 社会 ≫ 正攻法対ネガティブキャンペーン告示を迎える東松山市長選挙のゆくえ
社会
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29日に告示となる東松山市長選挙。どうやら現職の森田光一氏と新人の松坂よしひろ氏の一騎打ちとなる可能性が高い。森田市長は公務を決して疎かにせず、土日と平日夜間に市内各所で30回以上開催された「政策発表会」をメインに後援会活動を展開してきた。
派手なパフォーマンスを好まず、真面目で実直な市長の性格がそのまま出ている後援会活動である。
一方、松坂氏は新人故の身軽さで、相当数のポスターを貼付し、宣伝カーの運行、そしてマンガを用いた政策宣伝物の全戸配布など、活発に動いていた。
森田市長が掲げる政策というのは、大変簡潔で分かりやすい。しかも、1期4年間の実績があるので、説得力がある。企業誘致の成功による雇用の創出や市民病院の経営改善など、1期目とは思えないくらいの実績を積み上げてきた森田市長には、柔軟な思考能力と行動力もあり、夢が持てるのだ。
では新人の松坂氏はどうだろう。 確かに市議会議員としての実績はあるが、市のリーダーとしての力量は未知数である。新人なのだから未知数なのは当然として、じゃあ夢が持てる人なのかと言えば、政策資料や発言を聞いても、具体性がないので、説得力に欠けるのだ。しかも、森田市政に対する重箱の隅を突っついたようなネガティブキャンペーンを展開しており、これで夢を持てと言っても無理な話だ。むしろ、危機感すら抱いてしまうのではないか。
そしてこの選挙、山口泰明代議士対坂本祐之輔代議士の代理戦争と言われるだけに注目度は高い。
また市のリーダーとなる人は、それなりの品格が備わっていなければ、健全な都市経営は期待できない。説得力のない物量作戦に惑わされることなく、誰が東松山のリーダーとしてふさわしい人物かを見極めて頂きたいと切に願う。
(直木 龍介)
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