トップページ ≫ 社会 ≫ 2万6千人参加!「わたしと地球の環境展」inさいたまスーパーアリーナ
社会
特に埼玉県、さいたま市の政治、経済などはじめ社会全般の出来事を迅速かつ分かりやすく提供。
自然との調和や生態・自然環境など地球の環境問題をテーマに「わたしと地球の環境展」が6月24日から7月2日までの9日間、さいたまスーパーアリーナで開催され、総入場者数は2万6千人を超えて大変な賑わいを見せた。特に家族連れや小中高学生の来場者も多かった。「環境破壊は人間全体の影響と分かり、温暖化防止や環境についてみんなに呼び掛けていきたい。(10代女性)」「自転車をこいで発電させ扇風機などを動かす体験が楽しかった。(10代男性)」「シャワーの出しっぱなしが1分間に8リットルだと気付き、環境意識が高まった。(20代女性)」「江戸の文化がエコであり、現在と照らして感慨深い。(20代女性)」など若い世代の地球環境に対する関心の高さが際立っていた。
会場では、自然環境の破壊による気象の変化、ここ十数年での驚異的に数値が上がっている地球温暖化等の問題解決のために、世界各地の環境都市の実例を取り上げ、様々な工夫で取り組みがなされている環境対策を紹介している。また、生活に身近なものに置き換えた説明、映像を駆使して解説されているなど、わかり易くかつポイントを押さえた内容である。「究極のエコシティ江戸」のコーナーでは今まさに取り組みが注目される、Reduce(ゴミの発生抑制)・Reuse(ゴミの再使用)・Recycle(ゴミの再生利用)が都市全体で行われていたといい、無駄無くモノを大切にして暮らしていた江戸庶民に、日本人として世界に胸を張れる展示内容である。江戸の街は「ゴミ」にしない社会であり「燃やしてできた灰の再利用」、「なんでも修理してくれる」修理屋の存在など現代のエコロジ―に通じる手本があった。モノを溢れさせ、ごみを増やしている現代の私たちは地球を痛めつけてはいないのだろうか。私たちは先人の知恵に大いに学び、先頭に立って環境問題に取り組むべきであろう。
「地球を大切にしなさい。それは親からもらったものではなく子供たちから借りているものだからだ。」これから先も次世代のために私たちは美しい地球をつないでいきたいと願う。
今後の埼玉県内での「わたしと地球の環境展」開催は、7月8日から13日まで川口市の川口総合文化センターリリアを予定している。(http://kankyo.tenji-kai.jp/)夏休みの自由研究等の参考にしてみてはいかがだろうか。
(多田 清成)
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