トップページ ≫ 社会 ≫ 政策VS人情~東松山市長選の行方
社会
特に埼玉県、さいたま市の政治、経済などはじめ社会全般の出来事を迅速かつ分かりやすく提供。
汚職最年少市長からはじまり、都議のセクハラヤジや泣きまくる支離滅裂の言葉を発する県議。
近頃の政治家の露呈したレベルの低さに開いた口がふさがらない。
これは私たち有権者の人選ミスなのかと自問自答したくなる。
だからこそ人を選ぶということは、どれだけ重要であるかがわかる。
ここで直近の選挙に注目したい。
先週末ここ埼玉県の東松山市長選が告示され、投票日が明日へと迫った。
候補者は現職と元市議会議員。
4年前にもこの戦いはあったが、今回は一騎討ちだ。
埼玉新聞はこの戦いを「刷新か現職か」と書いていたが、市民である知人は「政策か人情かの戦い」と言っていた。
現職は4年前に初めて市長になり70の公約のうちの62を実現した。
そしてまた迎える2期目、より意欲を燃やし9年続いた市民病院の赤字を黒字に転換する見通しだ。
さらに救急医療の一部再開も予定している。より一層の期待が高まるところである。
一方の元市議。
この市議は、お年寄りが困っていればすぐに駆け付けるようだ。
人情に厚い候補者だからこそお年寄りからの人気は高い。
また知人の自宅留守電には候補者からの留守録が入っていた。
音声はテープだったようだが長いその留守録には、がんで奥様を失くしたことまで語られていたそうだ。
やはり人情の男。情に訴える候補者である。
この候補者は政策よりも「市民は家族、家族の幸せを実現したい」と述べていることが目立っている。
これはこれで心をくすぐられる市民も多いだろう。
しかしこの候補者、まちのトップになれば多忙の公務、お年寄りからの連絡で今までのように足を運べるのかという疑問が残る。
政治は政策か、人情か。訴えるものは候補者によって違うものだ。
また有権者側もどちらが響くかは各々異なるものである。
しかし、私達有権者は自己の1票で政治家をつくるということを忘れてはならない。
冒頭に述べたような政治家をつくらないため、私達は注意深く、見定めることが必要である。
明日の東松山市長選、賢い市民の選択はいかに。
(福山 奈津子)
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