トップページ ≫ 社会 ≫ 自転車が怖い!!~ドライバーを恐怖に陥れる自転車の危険走行
社会
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車を運転していると、時々自転車の危険な走行に遭遇する。車道を並進する高校生たちや、車道を逆走してくるお年寄り、そして最近よく目にするのは、スマートフォンなどを操作しながら自転車に乗る人たちである。 また、イヤホンで音楽などを聞きながら自転車に乗る人も相変わらず多い。 これらはすべて道路交通法で禁止なのである。
昨年の12月、道路交通法の改正があり、車道の逆走は厳罰化された。だが、まだまだ周知されておらず、相変わらず車道を逆走する自転車は多いのだ。
健康志向や、省エネという観点から、近年自転車に乗る人は増加の傾向である。普通に考えれば、いい傾向なのかなと思うが、まだまだ日本の道路行政は、自転車に優しい環境とは言えない。また、自転車に乗る人たちにルールが周知徹底されておらず、「自転車は歩行者と同等」と思っている人が相変わらず多いのだ。
自転車は立派な“車両”なのである。 車両だから当然歩道の走行は禁止(自転車走行可の標識がある歩道は例外)されているのだが、相変わらず歩道を走行する自転車は多い。
安全確認をしないで、いきなり歩道から車道に飛び出してくる自転車は、ドライバーにとって恐怖なのだ。万が一、飛び出して来た自転車と自動車が接触すれば、人命に関わる事故になり、明らかに自転車側の過失なのだが、自動車側に責任が及んでしまう。
香川県の高校では、県警と学校が連携し、生徒全員が交通安全の講習を受け、「自転車免許」が交付される制度がスタートした。自転車免許制に対して賛否両論あるが、自転車に乗る人たちにルールを周知させるためにも、免許制というのは有効な手段である。
まだまだ自転車人口は増え続けるだろう。 免許制以前に、自転車に乗る人たちに「安全」に対する意識を持ってもらうこと、これこそが重要なのである。
余談だが、先日、本庄から寄居に向けて国道254号線を走行中、一輪車で側道を走る初老の男性を見かけたが、一輪車は遊具としての扱いなので、公道を走らせることは違反だ。
(直木 龍介)
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