トップページ ≫ 社会 ≫ 全国高校野球埼玉県大会回想~番狂わせ続出!公立高大躍進!
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連日熱い戦いが繰り広げられた、第96回全国高校野球選手権埼玉大会は、春日部共栄が156校の頂点に立ち、9年ぶりに甲子園行きの切符を手にした。決勝で敗れた市立川越は、勝てば25年ぶりの甲子園だったが、春日部共栄の猛打の前に、成す術がなかった。
今年の埼玉県大会は、Aシードの浦和学院と聖望学院が3回戦で敗退するなど、番狂わせが続出した。その波乱含みの大会を湧かせたのは、公立高の大躍進ぶりで、決勝で敗れはしたものの、注目のエース上條を擁する市立川越の勢いはすさまじかった。上條は140キロ代の速球を武器に快投を見せ、準決勝までの5試合で自責点4と、実力をいかんなく発揮した。蕨も5試合で29盗塁を記録するなど、機動力を生かした野球で快進撃し、惜しくも準々決勝で大宮東に敗れはしたものの、その戦い方は評価していい。そして、3回戦で浦和学院を下した県立川口の健闘も光った。監督3年目の鈴木監督は、徹底的に浦和学院のエース小島を研究し、選手たちに秘策を伝授。県立川口ナインは見事に小島を攻略し、投げては2年生の左腕中島が8安打されながらも、要所を抑える好投を見せた。
野球は筋書きのないドラマである。例え強豪校といえども、ちょっとした隙を突かれれば、負けてしまうのだ。浦和学院も決して油断していた訳ではないと思うが、結局「勝ちたい」という気持ちが県立川口の方が強かったということだろう。ほとんどが2年生の県立川口は今回の経験を糧に、来年はどこまで強くなっているのか、大いに楽しみである。
(直木 龍介)
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