トップページ ≫ 社会 ≫ これぞ木崎パワー!!~木崎自治協力会納涼盆踊り大会「ダンシング・ヒーロー」挑戦を追う
社会
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浦和区内最大の加入世帯(2391世帯)の木崎自治協力会は、8月23日、24日の2日間納涼盆踊り大会を実施するはずだった。しかし、23日は雨の予報で、しかも局地的な雷雨が降るという予報だったため、実行委員会は安全を第一に考え中止に踏み切った。
23日は中止になったが、24日の開催に向け、木崎自治会館で準備作業を進めていたメンバーは、1日だけの開催となった納涼盆踊り大会を、もっと盛り上げたいと考えた。
そこで思いついたのが「ダンシング・ヒーロー」である。
荻野目洋子によって大ヒットした曲だが、岐阜県美濃加茂市の「おん祭」で使われているのがきっかけとなり、全国の盆踊り大会で定番になりつつある「ダンシング・ヒーロー」を、納涼盆踊り大会の目玉にすることが決定され、早速稽古が始まった。
「右右右右、左左左左、ぐるっと回ってハイハイハイハイ」
You-Tubeの動画をチェックしながら、稽古を繰り返し、太鼓との音合わせもしながら、なんとか形になってきた。 あとは無事に開催されることを祈るのみ。
24日日曜日、上空は怪しい雲に覆われていたが、会場となる正樹院境内では、着々と準備が進められた。設営準備も完了し、サウンドチェックも兼ねて「ダンシング・ヒーロー」が流れると、待ってましたとばかりに、踊りの輪ができ、正樹院のお隣、浦和西高校ミュージックアソシエーション部の生徒たちも飛び入り参加して、本番さながらの雰囲気になった。
6時30分、納涼盆踊り大会が始まった。 途中、雨もぱらつくコンディションだったが、時間を追う毎に人々が集まり、いつの間にか正樹院境内には、入りきれないくらいの人が集まっていた。 「浦和おどり」「炭坑節」「きよしのズンドコ節」など、盆踊りに欠かせない曲が次々と流され、踊りの輪もだんだん大きくなり、いよいよ「ダンシング・ヒーロー」である。
それまで踊りの輪に入らなかった若者もどんどん輪に加わり、最高の盛り上がりとなった。 本部席の小川逸郎自治協力会会長も「ダンシング・ヒーロー」で盛り上がっている様子を嬉しそうに見つめていたのが印象的だった。
木崎自治協力会は、「自然に挨拶が交わされるやさしい街」をモットーに、自治協力会を中心とした、住民同士のコミュニケーションを第一に考えている。全国的に自治会・町内会の加入率も低下し、役員の高齢化と、若者層の自治会・町内会離れが深刻な問題となっているが、木崎自治協力会の年齢構成は広く、しかも偏っていないのだ。今回の「ダンシング・ヒーロー」挑戦は、これからの自治会の「あるべき姿」が示されていた。誰でも入りやすく、自然な形で地域に目を向けられるような雰囲気作りは絶対に必要なのである。
(直木 龍介)
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