トップページ ≫ 社会 ≫ 「文明史から見る日本」上田知事確かな歴史観で日本を考察 無門塾講演
社会
特に埼玉県、さいたま市の政治、経済などはじめ社会全般の出来事を迅速かつ分かりやすく提供。
発足8年の無門塾。この塾は元県議会副議長で埼玉医大名誉理事長の丸木清浩氏が主宰。「経済と政治を学び日本を動かす」というコンセプト。
経済人、そして市長、県議、市議、町議が所属。また政治家をも輩出。
25日、川越プリンスホテルで上田知事を招いて講演会が開催された。
当日は無門塾会員だけではなく、会員知人も参加のできるオープン講演会となった。来年夏に知事選挙を控え、自民党では独自候補擁立決定という機運の中上田知事の講演はある意味興味深いものだった。
丸木清浩氏が冒頭、「自分と父は県議として、畑、土屋、上田の3知事を見てきた。上田知事は公正中立的立場で判断が早く、スピーデイな行政を牽引。歴代知事の中で勝るとも劣らない知事。東日本大震災時の計画停電。医療機関は大変な思いをした。心臓を機械で動かしている患者さんは100名以上だった。その時も上田知事の行動力によって助けられた。常に県民の安全、安心を第一に行動する知事。任期3期の条例を作られたが支援する人が多ければぜひ出馬を」と挨拶した。
上田知事は歴史をひもとき、
「騎士団が欧州にあったころ日本には武士団が存在した。大航海時代日本は朝鮮へ20万人派兵できる力を持っていた。 関ヶ原では世界中の銃と同じ数の銃があった。1986年トヨタはGMを抜いた。日本は常に世界の先行文明と一緒に動いていたのだ。日本の特徴は多様な文化を受けいれ、日本独自の文化を作ってきた。日本という字は重ねると東。東という国日本。天照大神は太陽神。誇るべきではないか。また江戸社会はエコ社会であり、行革があり、地方分権があり、共助があり高度な教育の社会。だからこそ、明治維新を経て近代国家日本が築かれた。これからの低成長化時代。活気あふれる江戸社会を見習えば必ず乗り越えていける。サービスの形態や特化にこだわればいい。(講演要旨)」と90分熱弁をふるった。
出席首長からも「近視眼的ではなく、先を見据える政治姿勢がすごい。成果を出す政治、県民のため、自治体のため活躍を」「今日の講演を聞いて上田県政は上田知事の幅広い知識や歴史観に裏付けされている」「含蓄、博識知事の魅力を再認識した」など称賛の声があがった。
この日は川越、鶴ヶ島、入間、東松山、ふじみ野、越生、毛呂山、川島、小川、東秩父の首長が本人出席。県議、県選出国会議員も数名参加した。
(伊勢谷 珠子)
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