社会
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世の中、どこか変だ。おかしすぎることばかりだ。小渕大臣が辞職。松島大臣もやめた。辞職ドミノを回避したい官邸の意志だという。しかし、この二人は本当に大臣という重職に適していたのだろうか。経済産業や法務のトップの座にふさわしかったのか、大きな疑問だ。そもそも安易で軽くなってしまったのが日本の政治だ。何故女性を5名大臣にするのかという根拠がまったくもってわからない。女性を特別視することこそ、時代に逆流しているのだ。優秀だったら10名でも15名でも良いではないか。初めから女性のワクを少なく決めるなんて失礼せんばん。間違っているのだ。だから申し訳ないが、器とは思えない人が大衆うけするだろうだけで重職について、挙句の果てには職を投げ出す失態を演じることになる。政治資金規制法も公職選挙法も今の政治家達をすっかり小者にしてしまった事も事実であって、すみやかに改正を要すると思う。憲法改正よりも、これ等の法的整備こそ急務だ。現に法相のうちわがダメだとするなら、埼玉の選挙でうちわを配り歩いた政治家達はどうするのだろうか。
そもそも有価物に討議資料と書けば多めにみられるというのもおかしいし、討議資料と書けば何でも許されるというのも理不尽だ。埼玉はどういうかたちであれ、有価物は一切違反とはっきりしているが。
さらに観劇とかいわゆるイベントについても、1万円の実質経費に対して5千円の会費を支払っても、残り5千円は寄付となって、完全に違反。有権者にワインを配って小渕さんは自分の写真まで載せた。明らかにダメだ。
しかし、こんな法律が社会のエネルギーを減少させてしまっているのも事実であって、悪事を決めつけるのはどこかうなずけない。世の中のダイナモは大らかだ。大らかさがないとギクシャクな住み心地の悪い社会へと劣化していく。法律がある以上守るのはあたりまえだが、やるせなく、切ない。雲の上の様な大臣の椅子を射止めても、すぐに墜落。世は無情だ。それにしても追及した民主党は若干の存在感を示した。民主党は昔の共産党のように、けっして大きな政党になったり、政権党になれなくても検察のような政党に成りきるのも、一つの手だ。
幹事長の枝野氏の株が上がったと言うが、支持率は下った。弁護士が検事になったということなのだろうか。ちょっと前、政権党になってその実力の無さもすっかり露呈してしまったこの党は、うたかたのように数を減らし、支持を失い、一生懸命失地の回復につとめているがおそらくは無理だろう。政党の栄枯盛衰は目に余るものがある。自民党もあぐらをかいて多数をおごっていると、これまた痛い目にあうだろう。世は無常なのだ。
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