トップページ ≫ 社会 ≫ 学歴?政策?経験?人柄?~有権者が求めるもの
社会
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有権者が候補者に求めるものは様々だ。
学歴を求めるもの、政策を最重要視するもの、経験を問うもの、人柄にひかれるもの。
そのすべてが備わった政治家を見つけることは困難であり、諦めに近いと思っている有権者が多い。だからこそ選挙の際、候補者の何を重視すべきだろうか。
そもそも学歴がいいとは、頭がいいの?という疑問が残る。
学歴とはいわゆる、有名大学出身者をいうが、その有名大学の出身と言っても頭がよいとは限らないのではないだろうか。
勿論、学校の勉強はできる。しかし、イコール頭がよい、きれる、能力がある、と言ったらそれはそれで学歴がなくてもそのような人は多くいるものだ。学歴がよくてもいわゆる「使えない人」を多く見てきた。
政策はどうか。政策は100パーセント良くてもそれが実行できるとは限らない。それには実行力が伴う。政策に賛同して一票投じたものの裏切られた有権者が多いのが世の常であろう。
では経験は。これはこれで日々思うところがある。
古いデータだが衆議院議員の出身職業別データがネットにでていた。
地方議員26.6%、政治家秘書20・2%、国家公務員11・6%、政党役職員8・0%。
これに対して米国下院議員は法曹専門家35.2%、ビジネス26.4%、公務・政治18.0%、教育8.0%、農業3.3%、ジャーナリズム3.3%であった。
日本の政治家は二世や元公務員など政治に精通する人が多いが、それとは対照的にアメリカは弁護士、実業家など多種多様である。
私は経験ある二世を全否定するわけではないが、二世議員は親の地盤や人脈にあぐらをかいている方が多い傾向にある。
代議士のお坊ちゃま、お嬢様として育てられたうえでの代議士二世だ。私達庶民の気持ちは分かるのかと問いたいものである。
さらに世間ずれして時代の流れに乗れないからこそ、脇が甘く、某女性前大臣のような結果を招くのではないだろうか。
最後に人柄について考えてみよう。
まあ、これはタイトルに対する結論に達してしまうが、ここで見方を変えて、候補者選びではなく、結婚相手としてみよう。
あなたは学歴を選ぶかと問われたとしよう。人生の伴侶を学歴だけで判断できるのか。
勿論、そういう高学歴の方は相手への希望条件も厳しいが、相手の希望するであろう立派な条件を提示してくるのが一般的だ。
だからといって「釣った魚にはえさをやらない」人が多いのも否めない。
立派な政策を打ち出し実行しない政治家と同じである。
そして結婚には経験もいらないものだ。
やはり何を求めるかは、誠実な人柄であり馬鹿でない尊敬できる頭の切れる人を求めるものではないだろうか。
決して外見のよさではない。外見からにじみでる誠実な人だ。
中には学歴もよく外見もよく誠実なひともいるであろうが・・・。
政治家の話に戻ろう。
駄目な政治家を生み出す要因は何なのか。
そう、私達国民一人一人なのだ。私達の投じる一票が候補者から政治家をつくりだす。
だからこそ、私達国民は、学歴、政策、経験に惑わされることなく、候補者選びを慎重にすべきである。
米国のように多種多様な分野の視野の広い誠意ある人が日本の政治の現場に輩出されることを願って、有権者として候補者選びに尽力したいものである。
(古城 智美)
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