トップページ ≫ 社会 ≫ NHK大河ドラマ「軍師官兵衛」最終章~歴史から学べること
社会
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秀吉が昨夜亡くなった。
これは1月からスタートしたNHK大河ドラマ「軍師官兵衛」での話だ。
豊臣秀吉といえば「鳴かぬなら 鳴かせてみせよう ほととぎす」で有名だが、この秀吉から学べることは何かと考えてみた。
秀吉を一言でいえば世渡り上手な成り上がり。何しろ農民から天下人になったのだから凄い。
現代でいえば、一代で会社を興し成功した事業家である。
とはいえ、晩年の秀吉は現代の反面教師だ。
なぜなら茶々という女に狂った。
金を好んだ。
己をささえた側近までをも疑うようになった。そして嫉妬さえ持った。
何よりも権力欲に溺れた。
大河ドラマ「軍師官兵衛」は黒田官兵衛が主役であるため、ある程度のフィクションがはいっている。
だが黒田官兵衛が秀吉の軍師だったことは明確である。
秀吉は織田信長時代から長きにわたって軍師として支えた官兵衛よりも茶々や石田光成を政権のトップにした。
これは茶々側の側近、石田光成の陰謀や秀吉の強欲さを戒める官兵衛を疎ましく思ったためである。
この秀吉の晩年の生き方は、現代の政治家や事業家にもあてはまるのではないかだろうか。
金が欲しい、権力が欲しい。そして女が欲しい。
バッチを手にした政治家、トップにたどり着いた事業家にありがちである。
しかし、それがどんな不幸を生み出すか、この歴史上の人物から学べるのではないか。
だからこそ、歴史とは知るだけではもったいない。それをどう自分に生かせるか、そして糧とするかだ。
来月の最終話を迎えるにあたり、主役の岡田准一見たさにスタートした大河ドラマ「軍師官兵衛」は私にそう教えてくれた。
(古城 智美)
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