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所沢市の基地周辺小中学校のエアコン設置住民投票は、市長の意志を否定した結果になった。設置賛成5万6921票、反対3万47票。投票率31・54%で極めて低いかっこうとなった。
この結果は行政のあり方を拘束しないそうだが、疑問が最後まで残った。小中学校のエアコン設置という案件がはたして住民投票になじむものなのか。さらに藤本市長の発言の中に東北の震災地を考えれば、生活のあり方も見直すべきという趣旨があったが、これは当たっているようで間違っている。
確かに市町の晢学は間違っていないが、政治は現実の解決だ。いまどきエアコン設置のない施設はアナクロニズムもいいところだ。5千万円近い経費を投じて住民投票をするのだったら、その5千万円を震災の地に寄附をしたほうがましだ。議会は何をしているのか。こういう時こそ議会は動いて、住民の代弁者たるべきだった。
そもそも、藤本市長は県議時代から人気のある人で、鳴りもの入りで市長になった。そしてその人気にあぐらをかいたという見方もあながち間違っていない。人気者こそ、謙虚に勉強すべきだ。ベットタウン所沢市は市長選の投票率も30%台と低い。それだけに、議会の権能を生かし、議会と常に相談していく姿勢が望まれる筈だ。小中学校の学習環境を調え、市長と議会の空気を調整し、自らの頭もよおく冷やしてみたら如何か。
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