いよいよ統一地方選のスタートだ。本来、我々市民ともっとも身近な選挙の筈だが、有権者の関心はいまひとつパッとしないのが地方選。中央政治の独走をゆるさず、地についた意見を反映させるのが地方政治の使命だ。

また、国とはちがった観点で独自の政策を立案し、実践していけるのも地方政治だ。民主政治の実験、民主政治の学校といわれるゆえんだ。

私達埼玉はどうか？特に県議選。自民党と知事の仲が最悪で、多くの候補者は迷惑顔だ。有権者も嫌悪感すらおぼえているようだ。すなわち、何故、自民党はそこまでやっきになって上田批判をしてくるのか？何故、上田知事側もむきになって戦いに反応しているのか。そんなに重大な原因があるのかどうか。疑問だらけだ。結論として、権力の乱用戦争としかみられないのが今回の選挙の背景だろう。有賢者は賢くなければならない。そんな乱用戦争にまきこまれず、どの候補が県民の負託に応えられるのか。また２１世紀の県政を推進していけるのか、を冷静にみつめ投票行動をとらなければならない。それこそ意味不明な権力闘争にまきこまれるようでは、地方政治は停滞するだけだ。

大事な選挙だ。有権者の高く、正しい見識がためされる重要な選挙であることを忘れてはならない。　　　　

（赤坂 賢治）