11日午後4時東松山市まるひろ前において、石破茂農水大臣を迎え山口泰明前衆議院議員の街頭演説会が行われた。周辺は3時半ころから人が集まり始め、開会時には約千名近い聴衆の熱気に包まれた。選挙区内の首長、県会議員、市町議員も多数参加し危機感の現われか並々ならぬ力の入れようである。石破大臣はインド洋、あるいはソマリア沖の自衛隊の活動などを引き合いに、民主党との政策の違いを強調。また今日、経済対策が効果を挙げつつある中で政権交代が起こると景気の後戻りが生じて折角のこれまでの努力が無駄になる。引き続き自民党を支持していただいて、是非とも山口泰明氏を再度国会へ送り出してもらいたいと訴えた。自民党支持者の中の「一度くらいは民主党に政権を交代し、どうせ駄目だろうから、その時元に戻せば良い」という雰囲気を何とか一掃したいと言うのが本音だろう。夕刻には滑川町に細田博之自民党幹事長を迎えての演説会も行われた。残り一週間となった総選挙の前哨戦、山口陣営は中央から著名政治家を動員して、必勝体制に向け全力を傾注している。