社会
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春のドラマが一斉にスタートをした。
視聴率王、木村拓哉がこの一戦に挑む。
そしてマスコミは元AKB大島優子かキムタクかと無責任に掻き立て煽る。
このドラマ対決、木曜21時だ。
そもそも大島が女優業にのめり込んだのは「安堂ロイド」というTBS木村拓哉主演のドラマでの共演があったから。アイドルであった大島が演じることの楽しさ、繊細さを木村拓哉から学んだと以前語っていた。その師弟対決、局も非情である。
そのふたりの対決のジャッジが下った。16・7%と9・1%。勿論、勝者は王者木村である。
過去において高い視聴率をたたき出した木村としては残念な数字ではあるが・・・。
では、視聴率とは何か。視聴率とは、本当に公平な数字であるのか。
視聴率とは、テレビ視聴者のすべての観た番組が反映されるものではなく、モニターの世帯に設置されるテレビに接続した専用の機器からのデータである。
これには疑問が残る。世帯によっても年代層で観るものも異なるのだから、公平さを欠くのではないか。例えば、親世代がダイレクトで番組を観るが、若者世代は録画が多い。
勿論、私のテレビにもその機器がついていないので、いいドラマを観たとしても、それが視聴率に反映されない。
しかし、視聴率というものがドラマでいえば、いいドラマとして測られるのには、前述した理由から納得ができない。
これと同様に選挙もそうだ。
その投票数の勝者、イコールいい政治家という風潮が昔からあるが、それも違う。
選挙は昔からの「公職選挙法」というものが邪魔をし、選挙活動が大々的にできない傾向にある。若い候補者がもっと活動をしたいのに、それを制限されてしまう。有権者もその情報が不十分であるために関心を示さない。その結果、昔から若者の選挙離れ、年配の有権者の変らない、変えられない1票となる。
ネット社会になった近年でもその傾向は変わらない。
今後18歳の選挙権など世の中は日々進化している。変らないものも変わっていかねばならない時代、公職選挙法もそうだが、もっと選挙を身近に思うような方法がないかぎり投票率、そして当選する政治家は変わらない。
さらにテレビでいえば、視聴率という数字の公平さが保たれる別の手段を考えない限り、いいドラマ、いい番組、いい俳優が生まれないものだ。
(古城 智美)
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