トップページ ≫ 社会 ≫ 総選挙特集/埼玉第9区レポート激戦!五十嵐氏やや有利か
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2009年衆議院議員総選挙公示日を目前に控え、候補者達の闘いがデッドヒートしている。特に政権交代への期待感から、攻める民主に守る自民という構図がクローズアップされていく中で、政界おしどり夫婦として知られる大塚拓議員が出馬する埼玉第9選挙区(飯能市・狭山市・入間市・日高市・毛呂山町・越生町)は、マスメディアでも注目の選挙区として取り上げられている。
大塚拓候補は、2005年6月のいわゆる郵政民営化選挙時に自民党比例単独候補として立候補し、東京ブロックで初当選。今回は、埼玉第9区選出代議士として内閣官房副長官も務めた大野松茂氏の後継者として、同小選挙区から出馬する形となった。
8月11日には高麗川駅まるひろファミリー日高店前にて、「国との太いパイプの下に地元に貢献してきた大野先生の意志を引き継ぎ、地域の発展に尽くしたい」と、力強くアピールした。応援に駆けつけた石破茂農水大臣の「大塚ははっきりとものを言う男。こういう気概あふれる人間こそが、疲弊した地域と自民党、そして日本を立て直していくことができる」という激励の言葉と、傍らで深々と頭を下げる夫人の大塚(旧姓・丸川)珠代参議院議員の姿に500人近い聴衆も共鳴し、期待の声援を惜しみなく送っていた。
日頃からも支持獲得のために夫婦二人三脚で支援者への挨拶回りを精力的にこなしていく、大塚拓候補。ケネディ行政大学院仕込みの政策通であるところに婦人の内助の功も加わって、同選挙区での知名度・好感度は日増しに高まっている。
一方、民主党公認候補である いがらし文彦氏は、1993年に日本新党から旧埼玉2区より初当選。前回の総選挙では小泉改革旋風の前に後塵を拝したが、今回は逆に政権交代気運の追い風に乗る。
この4年間は、政治・経済・社会の諸問題をわかりやすく解説する市民講座を毎月開催するなど、草の根的な運動を地道に展開してきた、いがらし候補。毎朝・夕に街頭や駅前に立って民主党のマニフェストや新聞を配布し、社会保障や子育て支援に関する独自の主張・政策を丁寧に有権者に語りかけていく。庶民の手に政治を取り戻すためには政権交代を成し遂げる必要があるとのアピールに対し、強固な保守地盤とされているにもかかわらず、同選挙区有権者からの力強い手応えを感じていると言う。
マスメディアが興味半分にスポットを当てる中で、政策を争点とした真摯な激戦が展開されている、埼玉第9選挙区。ともすれば政権交代という派手な動きばかりに目がいく今回の選挙だが、有権者である私たちが進むべき方向性を決めるための選択の場であることを忘れてはならない。ムードやパフォーマンスに流されることなく、候補者の主張・政策にじっくりと耳を傾け、真に任せることのできる代表者を自分達の目で判断していきたい。
私たちの活路を拓く選択の場としての2009年総選挙は、8月18日に公示の日を迎える。
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