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勢い増す現職VS必死の新人~知事選最終日を追う
2015年08月08日
いよいよ知事選も最終日を迎え、現職の上田清司候補は大宮駅東口、自民党埼玉県連推薦のつかだ桂祐候補は大宮駅西口で、それぞれ大規模な街頭活動を行った。
上田清司候補は、衆議院議員時代から馴染みが深い朝霞市、新座市、志木市、和光市から最終日の遊説をスタート。香川志木市長、富岡朝霞市長、井上航県議会議員も選挙カーに同乗し、熱狂的な声援を受けながら、最終最後の訴えをした。その後大宮駅東口に移動し、吉田信解本庄市長や鈴木正人県議会議員(志木市)、菅原文仁県議会議員(戸田市)、並木正年県議会議員(鴻巣市)、吉田芳朝県議会議員(新座市)、畠山稔県議会議員(上尾市)などと共に街頭活動を行った。上田候補は、真っ黒に日焼けした姿で駅頭に立ち、丁寧に1人1人と握手をし、自ら政策資料を配布していた。5時30分からの打ち上げ式には選対本部長の田中暄二埼玉県市長会会長(久喜市長)をはじめ、県内の市長町長や小宮山泰子衆議院議員やこうだ邦子参議院議員など国会議員も多数駆けた。また、支援者も続々と集まり、大宮駅東口は身動きができない500人が集結。その後上田候補は志木駅南口へ移動し、マイク収め式に臨んだ。マイク収め式にも上田候補を応援する県内の市長、町長、国会議員団、県議団が駆けつけ、駅前を300人の支援者が埋め尽くした。マイク収め式が終わっても支援者は「上田上田」と叫び続け、上田候補も疲れた顔を一切見せず、笑顔でコールに応えていたのが印象的だった。
一方塚田桂祐候補は大宮駅西口から活動をスタート。地元の牧原秀樹衆議院議員や沢田力県議会議員などと共に、早朝から駅前に立ち、支援を呼びかけた。正午になり、石破茂地方創生担当大臣が来援。200人ほど集まった聴衆の前で石破大臣は、地方創生を進めるためにも塚田候補が埼玉知事に一番相応しいと応援演説した。その後川口駅前の打ち上げ式、浦和駅東口のマイク収め式に臨んだ塚田候補だったが、本人から発せられる声は少なく、初日から二人三脚で県内を遊説した新藤義孝自民党県連会長や県内の国会議員や自治体議員が代弁する形で、上田候補に対する批判を強めた。
市長会や町村長会、そして県内の各種団体から「どうしても上田知事じゃなければ埼玉県の発展はない」と説得され、条例破りと非難されることを覚悟で立候補した上田候補は、終始一貫相手候補を批判することなく選挙を戦った。一方塚田候補は、上田候補を批判することに徹した。条例破りと言われることを覚悟で、ただただ県民のために立候補した上田候補なのか、ほぼ上田批判のみで選挙戦を戦った塚田候補なのか、「戦争法案反対」で選挙戦を戦った柴田候補なのか、明日審判が下る。
直木 龍介
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