トップページ ≫ 社会 ≫ 理不尽な民主党道路政策上尾道路はどうなる
社会
特に埼玉県、さいたま市の政治、経済などはじめ社会全般の出来事を迅速かつ分かりやすく提供。
埼玉県の大動脈でもある国道17号は朝夕に限らず慢性的な渋滞の激しいところが多く、平日は5万台以上の車両が通行し、大型車は約二割強を占める。上尾道路(国道17号線さいたま市内宮前から鴻巣市箕田間20.1km)のほぼ中間に当たる圏央道との交差点までの工事が進んでいる。地元住民からは上尾道路の完成に向けて既に二十年以上前から陳情がなされ、どうやら目鼻がつくかと思われた矢先に政権交代が起こった。事業仕分けの結果、桶川JCT以北の事業が事実上の凍結となってしまった。地元北本市・鴻巣市の議員連盟が結成され、建設促進に向け活動して来たが事実上頓挫している。民主党の高規格道路の建設計画中止政策が、桶川JCT周辺の住民の日常生活に重大な影響を及ぼそうとしている。計画が中止されると桶川JCTが事実上の終点になるため、周辺は車両の流れが極端に増加することが予想される。今まで千台に満たない交通量が一気に万単位の車両があふれる状況は想像を絶する。近隣には小中学校の通学路があり、未来を担う子供たちは危険にさらされることになる。市・県では通行量の増加を予想し、数箇所の交差点の改良、歩道の増設などを進めているが、不充分といわざるをえない。北本市・鴻巣市の予定線上の住民に建設反対運動は無い。むしろ建設促進に期待をかけていた。客観的に見て、途中で上尾道路建設計画の中断する政策は合理性にかけるし、むしろ中断による交通災害の発生する可能性が高まることは、人道上から見てもおかしい。融通の利かない民主党の急激な「コンクリートから人へ」政策が全国各地で同様の理不尽を招いてはいないか。ダムの建設中止ばかりが話題に上って、身近な危機に気がついていないのは残念なことだ。
バックナンバー
新着ニュース
特別企画PR