トップページ ≫ 社会 ≫ 現職県会議員介在の不法たい積問題の波紋 行政も決断の時
社会
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現職の県会議員が介在した坂戸市森戸地区の産廃・残土不法たい積事件は、ここへきて、以下のことが明らかになり、関係当局はじめ県民を唖然とさせている。又、関係当局も、事態を重要視し、これまで以上に指導を強め、次なる処置を真剣に考え出した模様だ。
この事件は、かつて役員であったというだけで全く所有者でもなく、権限もない県会議員の鹿川氏が、土砂の搬入業者に、養鶏業者所有の土地への搬入を承諾したという、本来常識では全く考えられないもの。そして、あげくの果て500立方メートル以上の土砂を動かすには、行政へ届出が必要であるにもかかわらず、全く無視、さらに3000平方メートル以上のたい積に対しても無許可(残土搬入違反)。また土砂が市道にはみだしているので、道路法違反、所有農地に搬入させているので、農地法違反。あげくの果て、産業廃棄物も入っているので、明らかな廃棄物処理法違反であることが判明した。県・市はこの件に対して、再三指導、勧告を行ってきたが無視、ここにきて、鹿川県議は、撤去するという解答をしてきたが、いまだにその気配はないという。もし本気で撤去をするとなると正式な排出計画を具体的にいつ、どこへ、トラック何台等の書類を出さねばならず、その計画も何によって担保されているのかまで行政当局のチェックを必要とするという。
そのような手続きは、鹿川県議側からは一度も行われておらず、行政当局も、しびれをきらし、そろそろ決断の時がきたようだ。又、この件に関して、鹿川県議や関係者等に2009年10月、残土撤去等請求事件として東京地裁に深谷市の土地所有者の養鶏業者から告訴もされている。
2009年2月の定例県議会で鹿川氏は日本の道徳問題をとりあげ、教育局に迫った経緯もあり、その言動とあまりにも程遠い氏の今回の一件は、県民を唖然とさせていることは事実だ。さらに来月には議長選挙、立候補も噂されている鹿川氏だけに、注目の度合いはきわめて高い。
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