３月２２日投開票の戸田市長選は多選批判をよそに現役の神保氏が、他の３候補を寄せ付けず圧勝。民主党推薦候補、高橋秀樹氏6,839票に対して20,619票と３倍近くの票差をつけた。

昨年の衆議院選で圧勝した民主党は、全国的にみても、地方選では敗北、埼玉では、ほとんどの首長選で敗れている。ましてここへきて、鳩山内閣の支持率も急落しており、夏の参議院選、来春の統一地方選に大きな影を落としている。

今回の戸田市長選でもうひとつの話題は、現職県議２名の動きだった。特に自民党の県議の動きは全く不可解で、このことが、現職の神保氏を有利にした要因でもあると識者達はみている。もともと、自民の県議も民主の県議も、神保氏のもとで活動していただけに、市民の目からすれば、不思議な光景として写っただろう。