社会
特に埼玉県、さいたま市の政治、経済などはじめ社会全般の出来事を迅速かつ分かりやすく提供。
どこかの週刊誌が、民主党の枝野幹事長の福耳に国民の声が届いていないようなことを書いていた。リーダーは権限を持つこと、そして、その権限をふるった結果、失敗したら責任を取ること。この不文律によって、リーダーを抱く組織は成り立っている。しかし、民主党執行部、特に選挙の責任者である幹事長は何ら自らの責任を取ろうとしないのだから、国民はますます民主党を信頼しなくなるだろう。まして、野党に在る時、菅さんや枝野さんは舌峰鋭く、自民党に対してリーダーの責任論をぶち続けていたではないか。
多数の暴力ほど恐いものはない。多数を取ったと同時にかつての自民党以上に、数の暴力を使って強行採決や“強行無視”を平然と貫く、この横暴さは何なのだろう。おまけに、民主党の柱であった小沢さんや鳩山さんまで遠ざけて、失敗すれば話をしたいと頭を下げ、逆に今度は小沢さんから無視される。ここに、党内民主主義も近代政党の姿のかけらも見られないのは悲しいことだ。民主党の埼玉県連もダンマリを決めている。地方主権は、政党にも言えることぐらい、もっともっと実学を勉強すべきではないか。
東松山市長選が近づいている。森田候補と松坂候補の争いが注目されているが、この二人とも、昨年の総選挙では山口泰明氏を応援した。しかし、民主党が大勝したせいかどうかわからないが、松坂氏は民主党の推薦をうけて意気揚々だったが、今回の参議院選で民主党が敗北し、へこんでいるようだ。しかし、首長選は政党の代理戦争ではない。そんなところに力点を置いているようでは、良い街はできない。政党とは適度な距離を置きながら行うのが地方自治だ。坂本市長の動向も大いに気になるこの選挙と次の衆議院選。いずれにしろ、政治は混迷と同時に、次への台頭へ向かっていることは事実だ。
バックナンバー
新着ニュース
- エルメスの跡地はグッチ(2024年11月20日)
- 第31回さいたま太鼓エキスパート2024(2024年11月03日)
- 秋刀魚苦いかしょっぱいか(2024年11月08日)
- 突然の閉店に驚きの声 スイートバジル(2024年11月19日)
- すぐに遂落した玉木さんの質(2024年11月14日)
特別企画PR