社会
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坂戸市の政治状況が極端に混迷していて、多くの市民はとまどいの色を隠せないようだ。知らぬは政治の世界にいる者のみというところが寂しく、また滑稽ですらあると、ある市民が嘆いていた。つまり、坂戸市の前県議が、暴力団から金を借りて、その暴力団から脅されていたという事件が発覚。市民の代表である筈の県会議員ともあろう人が何故という波紋がかなり大きく拡がっている。しかもこの前県議はゴミの不法投棄問題等々、かねてから好ましくない問題をおこしてきたが、市議会も県議会もさして問題にしなかった。このことは、一般常識からは大きくかけ離れていて、本来なら、議会やその他坂戸に存在する国会議員やその他の政治かも知らぬ顔の半兵衛をきめつけないで、坂戸市の政治問題としても、真剣に取り扱うべきだった。たとえば、この前県議は自民党籍の県議なのだから、自民党の浄化問題としても取り上げ何らかの解決の道をはかるべきだったと思う。そして、この10区という小選挙区のある首長は嘆いて言った。“この10区には政治をまとめていくリーダーが不在だった”と。確かに先般の県議補欠選挙でも、そのことは如実にうかがえたし、選挙後も民主党側の新県議と自民党側のトップの者がかなりの接触をしたり、落選した前市議の次なる選挙にも自重を求めるような行動を見るにつけ、聞くにつけ、この坂戸市の政治状況はかなり深刻なものになっていると言わざるを得ない。以前から述べてきたことだが、地方の時代は地方に優れた政治家や行政マンが存在しないかぎり絶対無理なはなしなのだ。政党政治の何であるかも解らず、反省も自覚もない政治家が、自分の利害のみで動く限り、民主主義も健全な政治も遠のくばかりだ。この坂戸の不穏な状況はまだ続くだろうが、“自分達が国会にも県議にも誇れる人を持たないということは怒りをこえて寂しい限りだ。政経パーティーに夫婦で参加したが、下品この上ない来賓の国会議員のスピーチを聞いて、坂戸も日本の政治もなっちゃないと感じてがっかりした”というある有権者の声を現実に耳にした。政治の主権者は市民であり有権者だ。だったらそれに値する人を、国政や県政に送るべきであり、来年の統一選、また衆議院選は絶好のチャンスの時ではないか。
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