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文芸広場
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<美しきゴミ生産文化★>
日本の「包む」という文化は風呂敷からはじまり長い歴史があるようです。
近年では「ラッピング」という包装用語をよく耳にします。
ラッピングの効果とは、物を美しく、お洒落に、豪華に、そして高級に物をつくり出し、また、小さなものを大きく見せることもできます。
素敵にラッピングされたプレゼントをもらうのは何とも嬉しいことでしょう。
しかし、その一方で美しき過剰なほどのラッピングによってゴミをつくり出してしてしまうことをも、私たちは見過ごしてはいけません。
例えば、デパートで菓子折りを買います。
しっかりした綺麗な手提げ袋、包装紙、熨斗、箱、上に乗せたセロハンや薄いカバー。これを除くとやっと何が入っているのかがわかります。
そこから、底上げ陳列台の上の個包装を剥がし、酸化防止剤や乾燥剤、台紙などと共にやっと口に収める物体に遭遇します。
なんと長い道のりでしょうか。
また、スーパーでスライスの肉や刺身を買います。
美しい皿のようなトレーに綺麗に並べられ、ラップしラベルをはり、さらにもう1枚ラップで包まれていたり、刺身ならまだそのまま食卓を飾る事もあり得ますが、縦にして持ち帰ったらトレーの下に小さくが集合。
せっかくの包む行為も台無しの時があります。
製紙会社に印刷会社に包装材の会社に・・この美しきプレゼンテーション!
産業を活性化して、石油やパルプを使い、ゴミ収集をして捨てる事に頭を抱える。なんてまめな国民なのでしょう。
<ゴミ投棄をそそる法―ムチよりアメ?☆>
リサイクル法が出来て、家電製品の不法投棄が増えたとの事です。
捨てる事へのコスト意識が薄かったところに、処分代の支払い。
貰う事は何やら嬉しい気がしますが、仕方が無い・・・と解っていてもふところを痛める事は嬉しくはありません。
買う=支払う、のは当然な気がしますが、捨てる事にもまた支払うのは抵抗感が拭えません。
そんな人の意識を何処まで変えられるのでしょうか?
人の心理からすると、処分代を取られるより、預かり金を払い戻すデポジット制にした方が気持ちが良く、リサイクルに貢献している気分になるのでは・・と思います。
それと並行して、日々、ゴミを出来るだけ出さない努力も必要ではないでしょうか。
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