文芸広場
俳句・詩・小説・エッセイ等あなたの想いや作品をお寄せください。
今朝、利用した乗合バスに盲導犬が2頭いました。
2頭を同時に見たのは初めてです。
お利口な盲導犬と周りの人のやさしさで素敵な朝となりました。
私がバスに乗ったとき、すでに1頭は中にいました。
でも、座っている飼い主の足元で静かにしていたので、
すぐには気づきませんでした。
盲導犬はバスの乗り口付近にある、優先席にいました。
座っている飼い主の足元にもぐりこみ、ベタッーと床にはりついて
大人しくしていました。
途中で乗ってきた2頭目の盲導犬は、優先席の向かいにある席に行きました。
飼い主が着席すると、1頭目同様にベタッーと床にはりつきました。
暑かったので、犬たちにとっては、床が気持ちよかったのかもしれません。
2頭とも、全身をあますところなく床につけていました。
降りるまで同じ体勢で、ずっと大人しくしていました。
ご存知の方も多いと思いますが、朝のバスは大変混雑します。
ドンドン人が乗ってきて、盲導犬の周りにも人が立ち始めました。
母親に「(盲導犬たちを)踏んじゃダメよ!」と言われた小学生の男の子は、
盲導犬と母親との間で、踏んばって、一生懸命立っていました。
バスの乗客たちは混雑してきても、なるべく盲導犬の周りには空間をつくるようにしていました。
終点で降りた2頭の盲導犬。
バスの運転手は「そこは段差がありますから、気をつけてください。」と声をかけていました。バスを降りた後に「ありがとうございました。」と言うまで、何度もやさしく声をかけていました。
まだ、バスの中にいた私は、降りていった犬たちの後ろ姿を見ました。
バスの中でベタッーと床にはりついていた犬が凛々しく道路を歩いていました。
盲導犬としての大変な仕事を立派にしていました。
なんとも清々しい、素敵な朝でした。
バックナンバー
新着ニュース
- エルメスの跡地はグッチ(2024年11月20日)
- 第31回さいたま太鼓エキスパート2024(2024年11月03日)
- 秋刀魚苦いかしょっぱいか(2024年11月08日)
- 突然の閉店に驚きの声 スイートバジル(2024年11月19日)
- すぐに遂落した玉木さんの質(2024年11月14日)
特別企画PR