文芸広場
俳句・詩・小説・エッセイ等あなたの想いや作品をお寄せください。
我が家には、「金太郎」と「小豆」という、愛おしい子供たちがいる。
金太郎はその名の通り男の子、しかし、名前まけのかよわい男子だ。
小豆は、現代社会の象徴「肉食系女子」。
男子より一歩も二歩も、いや五歩くらい前をいく、頼もしい女子である。
金太郎はというと、その小豆をせっせと追いかける。
まさに、「女の尻を追いかける男」。
これは、現代社会というよりは、昔からの男のロマンという美しい言葉にしておこう(笑)
この年頃の男子と女子。昼間からカーテン越しにある行為する。
いや、その前に、この男子と女子の正体を明かそう。
金太郎と小豆、これは可愛い我が家の愛犬である。
小豆は、年頃になる前に去勢手術を行ったが、金太郎は先天的な膝蓋骨脱臼のため、獣医さんと相談の結果、去勢手術は行っていない。
手術をすると、ホルモンバランスが崩れる、筋肉のつき具合にもマイナスだと獣医さんが語っていたためだ。
さて、その行為に戻ろう。
その行為とは、「マウンティング」とよばれる、いわゆる馬乗り行為である。
足が弱いというものの、「マウンティング」を繰り返す。
これは動物の本能であろう。日頃、かよわい金太郎が男になる瞬間だ。
しかし、これでは足にも悪い、そして欲求不満、嫌がる小豆にもよくない。
これらのことを考慮し、先日一大決心の上、去勢手術に臨んだ。
雄の去勢は睾丸をとる手術である。
可愛い愛犬の手術は、何かと気を揉んだが、その心配をよそに無事終了。
今では、「マウンティング」もおさまり、金太郎は大切なゴールド(金)を無くし、「太郎」になってしまったと、笑い話に花を咲かせている。
金太郎は「玉」をなくしたが、その変わりといってはなんだが、小豆にはたくさんの「玉」がある。
なぜなら小豆はくるくるのトイプードル。
「毛玉」がいっぱいできてしまうのだ!(笑)
バックナンバー
新着ニュース
特別企画PR