トップページ ≫ コラム ≫ 埼玉の余話 ≫ 埼玉の余話2013.9.19
コラム …埼玉の余話
断言していい、と言ったら少し厳しいかもしれない。ただ、今の状態のままで民主党もみんなの党も維新の会も先はない。未来は先の先の事だから、これ等の政党の未来なぞ程遠いのだ。その前に、政党とは何かということも自らの胸に問うことだ。少なくとも政党である以上、地方の組織が根付いていることが条件だが、まあ百歩譲って少しくらい根っこがあって当然だ。しかし、根っこどころか幻でもよい、その楼閣すら見えてこない。それは、政党の出生にある。積み上げていく石垣がないまま天守閣をつくってしまったからだ。しかも、その狭い天守閣の中で基本姿勢の異なる者たちが内部攻争に明け暮れているのだから漫画以下だ。渡辺の殿は“アジェンダ”と言い放って№2の家老、江田殿を切った。そして江田さんに近い幹部の事情聴取ときた。離党の意思なきと認めると、これでみんなの党は大丈夫だと見栄をきった。ちがうのではないか、彼等は他の天守閣の異分子と密通して、また新たな政党もどきをつくろうとするに決まっている。しかし、自民と公明という、中道保守が天下を取っている以上、彼等の出番は無い。日本の保守勢力は完全なる中道保守だから非常に巾が広く、今の野党の存在理由を喪失させてしまっているのだ。ヨーロッパも保守・革新という図はすでに昔のものとなりつつある。何か一つの特別な政治課題がない限り変化はありえない。亡くなってしまったが、労働者階級のサッチャー女史ですら労働党でなく保守党なのだから、日本の二大政党の存在理由はありえないのだ。保守中道勢力対共産党の存在だけがわかりやすい。他の野党はこのところをもっと大乗的鳥瞰的に見据えないと再びの浮上は無理だ。ただ、政党を名乗っていれば政治資金が入ってくるから、しがみついているのではあまりにも格好が悪すぎはしないか。
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