コラム …埼玉の余話
・「どっちみち中味のないメロンのような政党に何ができるか!ちょっと清潔そうな包装紙でボロを隠しても、そのうち色々な事がでてくるぞ!」一見教養のありそうな紳士風の男が、酔った勢いでカウンターを叩きながら言っていた。さいたま市の古い居酒屋は、反論する人はいない。と言うより、その酔客の舌峰が鋭かったからだろう。かつて、年金未納問題で、中川昭一、麻生太郎、石破茂氏をなじって“未納3兄弟”と追及した菅氏。なんと御自分にも未納が発覚し、民主党代表を辞任した。どうもこの党には、正義の旗を掲げて、御自分は正義とは程遠き人がかなりいるようだ。荒井新大臣が、はやくも事務所費問題で世論を騒がせ、必殺仕分け人こと蓮舫新大臣もそんな疑惑がもちあがってきているところをみると、どうやら中味のない腐りかかったメロンという表現も、そんなにはずれていないかもしれない。
・民主党のある若手県議の顔に明るさが戻ったと支持者達が喜んでいる。一時は、しおれたナスのようだったそうだ。それにしても、支持率に右往左往している政治って何だろう?愚民政治とか大衆迎合政治からは何も生まれる筈がない。例え不支持率が一時的に高くなっても、後日の歴史の評価に耐えうるような骨太の政治を行うべきだ。高速道路の無料化もできず、子供手当の満額支給もやれない。マニフェスト、マニフェストと騒いでいたのは、ほんの一年前の筈だ。まあ、騙される方も、愚かなることはいうまでもないが。
・菅新政権の登場で、少し支持率が下がったみんなの党だが、埼玉のみんなの党は強気だ。「黙っていても、有権者の方から頭を下げてくるんです。しかし、迎合はしない。来年の統一選で公認やなんだで甘えられたら、たまったもんじゃありません」何とも強気で幸せな人達だ。ワラをもつかむ思いで動き回るのが選挙である筈だ。政党なんて、“みんな”根っこは、そんなものか。小沢さんだけが悪者になって、何だか今頃、哀れさを感じるとはおかしなものだ。
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