コラム …埼玉の余話
・「民主党が政権をとっても何にもよくならないんで頭にきてさ」カウンター席で中年の経営者らしき男が嘆くことしきり。「しかし、それにしても自民党は何してるんだ一体!」もう怒りに変わっていた。席の主人は政治通だ。「小選挙区制で多数をとってしまうと、負けた政党は何にもできないんですよ。一見、政権交代がすぐできるようでも、現実はむずかしいものなんですよ」まだ客は粘って言う。「なるほど、だけどさ、地方の支部なんてのは、単なる中央の下請機関なのかい?」本来、民主主義が本当に正しい制度なら、こんな時こそ地方からの発言や提言があって当然な筈だ。政治の民主化とは、政党の民主化だと小子は思うのだが。
・無党派とは、政党を基本的に信じていない人達のことだ。だとしたら、これだけ無党派層が多くなっている現在、政党政治なんてありえない筈だ。それこそ、こういう時こそ、野党たる政党は魅力ある政治づくりにすべきではないか。それには何といっても地方の政治が活性化すべきだ。来春統一選があるが、チャンスではないか。中学や高校の社会科でも現実的な民主主義を教えるべきだ。
・長寿遺伝子というのが医学的に証明されているそうだ。人は3割が親からの遺伝で、7割は環境すなわち長寿遺伝子の活用にあるという。要は運動、栄養(特に腹7分目)、心の安定等。そういえば100歳以上の元気な長寿者をテレビで見る限り、長寿遺伝子を実に上手に使っているからうなずける。敬老の日とは、高齢に至らぬ人達が元気な長寿者からよく学習する日でもある筈だ。
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