コラム …男の珈琲タイム
駄ジャレである。もう7年前だろうか。「おくりびと」という納棺師の映画から。
我が身を「おくれびと」、「遅れ人」と思ってしまった。生き方として時代のなるべく先端をいこうと思い、携帯電話が世にでれば、真っ先に。パソコンも又、我先にと手に入れてきた。ついでに結婚まで21才でスタートした。しかし、現在の教育の現場をテレビで知って、愕然とした。
教室に教壇はない。もちろん教卓もない。生徒の机はみな一列。教師が生徒を呼ぶのに、みな「さん」をつける。仇名を言ってはいけない。学校によっては卒業アルバムもつくらせない。個人情報がおかされるというのだ。
一歩も五十歩譲って、時代を容認したとしよう。しかし、これからの時代の味はどんな味になるのだろう。おもしろみもおかしみもスパイス感もない無味乾燥地帯の住人になるとしたら御免だ。情あり涙あり、笑いありこその人間に与えられた特権は永久に保持すべきではないか。
自ら「おくれびと」と、嘆きながらやはり時代に流されず、逆流の根性こそ大切だと力んでいるのだが。
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