文芸広場
俳句・詩・小説・エッセイ等あなたの想いや作品をお寄せください。
小学生の前で涙したのはいつのことだろう。
前もって練習しておいた方が良いというアドバイスを聞かなかった為その日はやってきた。
小学生への読み聞かせの時間。
絵本を小学生に読んであげるだけ・・・そんな簡単な気持ちだった。
薦められた本は「100万回生きたねこ」
練習なしで子どもたちの前で読む。
たしかにひらがなを追って読むことは出来る。内容を知らなかったので、読み進むほど自分が絵本の内容にのめり込んでいった。
そして、小学生たちの前で涙した。
読み聞かせを聞いてくれて絵本の内容に涙した子や私の涙にビックリした子など数人の小学生も涙していた。
数年たち、同じ題名の舞台を観る機会を得た。あの涙を思い出す。そして、あの頃の涙と同じ涙を流す。さらにあの頃のあの涙とは違う意味の涙も。
きっと読む人や経験によって色々な思いで読める本なのだと気づき、数多いファンの一人となる。
さらに数年後、また読んでみたいと思っている。
その時はどんな涙を流すのだろう。
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