トップページ ≫ 社会 ≫ もうはじまっている次の知事選 その1
社会
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知事選も終って一ヶ月も過ぎれば、その当時語れなかった話、知らなかった話等々山もりだ。そのなかでいくつかを書いてみたい。
第一に上田さんは本当に知事四期やりたかったのだろうか。答えはイエス オア ノーだ。半々だったのだろう。最後まで揺れ動いていたというのが事実だ。知事としてあと四年、やり残したことを少しでも完遂の方向にもっていきたい、これも間違いのない事実だ。
国会議員よりも知事の椅子はすべて権力がついてまわる。権力があるからこそ政治家としての充実度と満足度は大きく深い。しかし、一方で議会自民党との理不尽なギクシャク感に怒りと嫌気がさしていたのもこれまた正直な話だろう。だからこそ、参議院議員の大野元裕氏に秋波を送り、承諾をえてホッとしたのもつかのま市長会から推薦をうけたその重さにも心が動いた。この辺りが上田氏の政治家としてのしたたかさだ。すべて計算済みだったといっていい。だからこそ、市長会から推薦をうけたことに感謝しつつもまだ大野氏に固執しつつ、結果的には流れに掉さすように、知事選に乗った。
大野氏は内心がっかりしたものがあったようだが、流石に怒りには出さず、上田支援にまわった。そこには政治家大野元裕の深謀遠慮があったと関係者は観る。大野氏の祖父(元)川口市長のはたせなかった夢と血を誰よりも孫たる大野氏は持ち続けていたし、これからも持ち続けて現実のものにしようとしているからだ。
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