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最終盤まで混沌~所沢市長選最終日を追う
2015年10月18日
エアコン問題や「育休退園」問題など、注目を集める所沢市長選は17日土曜日、選挙戦最終日を迎えた。現職の藤本正人氏は、11時に所沢駅西口で街頭演説を行った。「これまで戦った7回の選挙で一番厳しい」と、正直に胸の内を吐露し、やや疲れの色も見えていたが、最後の力を振り絞り、マイクを握った。所沢浄化センター跡地に誘致が決まったKADOKAWAを中心に展開される「クールジャパンフォレスト構想」や、藤本市長によってようやく現実味を帯びてきた西所沢駅西口開設など、これまでの実績と、その実績を踏まえた夢のある現実的なプランを力強く語った。その後、藤本氏は選対本部長を務める柴山昌彦総理大臣補佐官、岡田静佳県議会議員、松本明信市議会議員、入沢豊市議会議員などと共に、プロぺ通りを練り歩き、商店街や道行く人々に支持を訴えた。 藤本氏を追う元市議の石井弘氏も、所沢駅西口周辺から最終日の遊説をスタートさせ、道行く人々に市議8年間の実績、そして現市長への批判を展開した。所沢地区労議長の市川治彦氏は朝8時、市川氏を支持する共産党の柳下礼子県議会議員や、荒川広市議会議員などと共に、東所沢駅から最終日の遊説をスタートさせ、「エアコン問題」や、「育休退園問題」など、現市長への批判を強めた。並木正芳氏は、友情支援する民主党の小野塚勝俊元衆議院議員などと共に市内各所で最後の訴えを行い、すべての市立小中学校にエアコンを設置することや、強制的な育休退園を取りやめるなどと訴え、現市長への批判を強めた。小野塚氏は、「並木氏は市議、県議、衆議院議員を務め、政務官まで務め、政治に精通している。一党一派に偏らない政治姿勢」などと、最大級の賛辞を贈り、並木氏への支援を呼びかけた。藤本氏を追う、3候補者は異口同音に藤本氏の批判を最後まで展開し、現職の藤本氏は、ネガティブキャンペーンを展開する他の候補者への批判を一切口にすることなく、政策を訴え続けてきた。いよいよ今日18日日曜日、現職の藤本氏が2選となるのか、新しい市長が誕生するのか、最後の最後まで分からない。しかし、市民の関心は確実に高まっているのは確かだ。
直木 龍介
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