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コラム …男の珈琲タイム
【折々の女将たち】
名女将と呼ばれなくとも
四季折々の花のように
様々な色彩を放ちながら
生きとし生きる女将模様を綴る
【若女将が女将を超えて】
伝統にあぐらをかきすぎて、PRも宣伝もあえてしなかった女将がいた。人前に出るのは苦手だといって、常に表に出なかった。女将は影の人ではない。どんなに内向的な性格であっても、自己を表現することが、宿をPRすること以外の何ものでもない。支配人が表であればよいという自己弁護に近いあり方が、やはり客の著しい減少を生んだ。支配人と女将は本質的に異なる。表玄関を知り、裏玄関を知り、勝手口を知り、控えめな心を維持しつつ、積極的姿勢を併せ持たなければならないところに、女将の難しさとやりがいがある。プライドとお高さは異なる。その姿勢に鼻持ちならぬものを見たとき、客は容赦なく去っていく。利口な若女将がよくフォローしてその料亭は現状を保っている。保つということは、既に時に負けているということだ。そんな時、若女将の優劣が大きく店を左右するのも事実だ。若女将はライオンズクラブにも入り、コミュニケーションと人間学を学んで、意欲的な日々を送っている。
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