トップページ ≫ コラム ≫ 男の珈琲タイム ≫ 日本の名女将「平家物語と女将」
コラム …男の珈琲タイム
【折々の女将たち】
名女将と呼ばれなくとも
四季折々の花のように
様々な色彩を放ちながら
生きとし生きる女将模様を綴る
【平家物語と女将】
新潟の老舗でかつては天皇までお泊りになった名旅館は、新潟でも雪の深いところで有名だ。そこの自慢は湯元だけにその湯量と湯の効能だった。その上に板長の料理の腕は抜群だった。
大女将は前女将との女の勝負で社長と結婚。しかし社長はまもなく逝去。女の細腕一本で旅館を切り回し、見事な太腕となった。持ち前の美貌と、マネジメント能力をいかんなく発揮して売上を伸ばした。浮いた噂はかなりあったが、経営の鬼の前には噂は溶けた。
しかし人生には大きな落とし穴は付き物だ。好いた男にだまされたのだ。巨額の借金をして今は銀行管理。油断とはよく言ったものだ。娘の若女将も育たず、前途が見えない。栄枯盛衰 雪国の平家物語と近隣の人はささやいている。しかし、その孫娘は再起を目指し、修行中。包丁一本からやり直す。そして、先祖に恩返しをしたいと念じている。年こそ若いがまさに、女の将たる器だ。
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