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おせち料理はひとつひとつに長寿や健康、幸福への思いが込められている。
近年、おせち料理を手作りする家は減るばかり。昔は年の暮れになると、どの家でも手間暇かけておせち料理を作り、正月には家族で食した。
なぜ、おせち料理を食べるのか?
おせち料理には体を温める料理(食材)がたくさん入っている。
体を温める温熱効果により血流が改善され、栄養が行きわたり、老廃物の排泄が促進される。そして免疫力がアップし、脂肪の燃焼がしやすくなるのだ。
夏野菜には体を冷やす効果があり、冬野菜には体を温める効果がある。
日本の四季を感じながら、旬の食材を食べることが大切。
体ぽかぽかは元気の素。ぽかぽかポイントを紹介。
1、体を温める食材の王様はしょうが。生のままより加熱して使うことがポイント。
2、熱の元となる食べ物の中でもたんぱく質は効率よく体を温めることができる。特に脂身の少ない鶏肉や牛肉、羊肉がおすすめ。
3、冬が旬の根菜にはビタミンやミネラルが豊富に含まれており、消化や吸収、代謝を上げる。
4、薬味で血めぐり改善。ネギやニンニクの辛味成分は新陳代謝を高め、血液サラサラ効果がある。
私の育ったころは正月には店が閉まり、日持ちする料理を母が手作りしていたのがおせち料理であった。雑煮も必ず登場していた。
幼い頃には何も考えずに食べていたが、大人になってから深い意味のあることを知った。
日本が困窮していた時代におせちはご馳走であった。
現代はいつでもどこでも食べ物が簡単に手に入り、好きなものを好きなだけ食べることが出来る。
変わりゆく時代の中で、私たちは日本の心を大切に、伝統を次世代に継承することが役目なのである。
馬渕凜子
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