トップページ ≫ 文芸広場 ≫ たぁ坊のひとりごと。「運転士さんの気持ち」
文芸広場
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東武鉄道の車内のこんな吊り広告が目をひいた。
「友達がすごいって!パパが電車の運転手って言ったら」
鼻を膨らませながら娘が話している。
久しぶりに家族での食事。
勤務時間が不規則だから、いっしょに食事できることは少ない。
寂しい思いをさせていると思う。
私は整備士として入社し、
どうしても運転士になりたくて試験に挑戦した。
現場はけしてラクではないが、充実している。
もうすぐ隅田川にさしかかる。
今日あたり、桜が満開だろう。
人のために、ひとつひとつ。 東武鉄道
同じ広告を見ていた女子高生二人が、
「お父さんて大変だね!うちのお父さんもこんな風に思ってくれてるのかなぁ~。
今日、家に帰ったら優しくしてやるかぁ~」と、少し照れながら嬉しそうに車内で話していた。
女子高生をそんな気持ちにする広告。
人のために、ひとつひとつがここにもあった。
この広告をみて沢山の人が色々な気持ちになるのだろう。
人のためにひとつひとつが、限りが無く広がっていくと思うと心がどんどん温かくなる。
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